タスク実行器



タスク実行器

概要

 タスク実行器は、ユーザによって登録されたタスクの実行を担います。 タスクスケジューラによって実行状態が支配され、 実行開始、スタンバイ(退避)、停止などはタスクスケジューラを通して行われます。 一方で、タスク実行器は下位にホスト管理部を従え、各ホスト管理部の実行状態を監視したり、 ホスト間のリンクの受渡しを行ったりします。 タスク実行器のイメージ図を図1に示します。

タスク実行器のイメージ
(図1)タスク実行器のイメージ

 タスク実行器の大きな特徴は、下位にホスト管理部を従えることにより、 ホストの実行優先度を調整できることです。 つまり、目的のファイルが多く貯蔵されているホストの優先度を動的に(あるいは静的に)上げることにより、 効率良く巡回できるようになっています。


実行動作の詳細

 ここではタスク実行器の基本動作である、「ホスト間のリンキング」、「優先度による実行ホストの決定」、「優先度の決定」について解説します。

ホスト間のリンク

 Webページの巡回は基本的にはホスト管理部で行われます。 しかし、巡回していると外部のサイトへのリンクに出会うことがあるでしょう。 この場合、ホスト管理部は外部サイト(別のホスト)へのリクエストを行うことはなく、 タスク実行器に別のホストへのリンク情報を伝えます。 すると、タスク実行器はそのホストを管理するホスト管理部へリンク情報を転送します(図2)。

ホスト間のリンク
(図2)ホスト間のリンク

 リンク情報を受けたホスト管理部は、そのリンク情報を起点として巡回を開始します。 そしてまた、他のホストへのリンクが発見されたら、タスク実行器に新たなリンク情報を伝えます。

優先度による実行ホストの決定

 WiseWebHunterがすばやく欲しいファイルに到達し、一気にダウンロードが可能なのは、 優先度によって実行するホストを割当てているためです。 いま、欲しいファイルがたくさん存在するホストAと、 どうでもいいファイルばかりがあるホストBとが存在していた場合を考えてみましょう。 ここで、ホストAの優先度を、ホストBの優先度より高く保つことができれば、 優先的にホストA内を巡回するため、一気に欲しいファイルを得ることができるようになります。

 実際には、優先度の高いホストが実行中のときは、優先度の低いホストは停止状態(退避もしくは待機)になっています。

優先度の決定法

 ホストの実行優先度は、ユーザによって静的に指定することもできますし、 タスク実行器によって動的にも決定されます。優先度のリストを表1に示します。

(表1)ホストの実行優先度

優先度 動的/静的 説 明
静的  ユーザの指定により優先ホストに登録されたホストです。優先度レベルは常時「高」に保たれます。
動的  ホストからユーザが指定したファイル数以上のファイルをダウンロードできると、そのホストの優先度は「中」レベルになります。欲しいファイルはまとまって存在する傾向があるため、こうして優先度レベルがあがると、一気にダウンロードが実行されます。
低1 動的  ファイルをあまりダウンロードできてはいないが、他のホストへのリンクが多い場合は優先度レベル「低1」になります。(モニタでの表示は低です。)
低0 動的  特に有益な情報が得られないホストの優先度はレベル「低0」です。(モニタでの表示は低です。)
禁止 静的  ユーザによって巡回を禁止されたホストです。


実行状態の確認方法

 WiseWebHunterの画面左下で「ホスト巡回状況」のタブをクリックすると、ホスト管理部の実行状態を見ることができます(図3)。

ホスト巡回状況
(図3)ホスト巡回状況

 「自動選択」にチェックを入れることで、現在実行中のタスク(もしあれば)が管理するホスト情報が表示されます。 チェックをつけない場合はタスクビュー(左上のツリー)で選択したタスクのホスト情報を閲覧できます。



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