ボイスチャットシステム

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考察および検討

回線容量の導出

 ここでは、サーバーからインターネットへのADLS上り回線の容量を導出してみます。 外部にクライアントがあるとき、クライアント数が9で遅延の増加が始まりました。 このとき、上り回線のトラフィックは、(総トラフィック)−(下りのトラフィック)なので、 820(kbps)-80(kbps)=740(kbps)となります。

 すなわち、実験で用いたADSLの上り速度は740kbps未満ということになります。

音声圧縮の可能性

 トラフィック量とCPU使用率の計測実験で、CPU使用率はほとんど0であることが判明しました。 したがって、音声信号は圧縮しても、サーバーにはそれほどの負担はかからないと思われます。 つまり、トラフィックの観点から見ても、音声信号は圧縮して送るべきでしょう。 音声信号を圧縮すれば、トラフィックに余裕が出るため、今よりも音質を改善することもできるでしょう。

セキュリティ

 このボイスチャットシステムにおいて、 セキュリティ問題のまず一つに、サーバーの安定性が取り上げられます。 規定のクライアントソフトを使用した場合には、サーバーはダウンすることはありませんが、 ダミーのクライアントソフトを使用して、不正なアクセスした場合に、サーバーがどう対処するかが気になります。

 この問題については、まだチェックを行っていませんが、 不正なアクセスによる暴走を防ぐ方法としては、次のようなものが考えられます。

  • プロトコルの制限を厳しくする
  • プロトコルに少しでも従わないデータは破棄する
 他にも、ログイン操作や強制ログアウトの発行について詳細に定めることにより、 セキュリティ問題は改善することができます。

 他に考えられるセキュリティ問題としては、「他の参加者へのなりすまし」があります。 しかし、このボイスチャットシステムにおいては、(TCPジャックでもされなければ)なりすましは起こり得ない仕組みになっています。

 セキュリティ問題は今後の課題です。



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